既存のWebシステムを活用し
ゴルフトーナメント情報をリアルタイム配信
株式会社
ダンロップスポーツエンタープライズ
- 坂口 裕輔氏
アプリの紹介
「アース・モンダミンカップ」アプリは、国内女子ゴルフツアー「アース・モンダミンカップ」の試合情報を提供するアプリです。 株式会社ダンロップスポーツエンタープライズがアプリを開発し、毎年の大会に合わせてアプリのリニューアルを重ねています。
アプリでは、動画コンテンツやリアルタイムスコア速報、ギャラリープラザ情報をはじめ、選手位置情報や交通情報も提供しています。 現地観戦とリモート観戦の両方で楽しんでいただけるアプリになっています。
Monaca採用の背景
モバイルアプリ開発の担当者が、Webシステムの構築経験があり、その経験をそのまま活かしてアプリ開発ができるサービスを探していました。 Monacaでは、iOS/Androidのネイティブ言語を利用する必要はなく、Web標準技術であるHTML、CSS、JavaScriptで、モバイルアプリの開発ができると知り、Monacaの採用に至りました。
また、Monacaでのモバイルアプリ開発を通して学習した技術は、Webシステム開発でも活用できる点も大きなポイントでした。
Monacaの導入効果
- ネイティブ開発に比較した開発費用の削減
- 既存のWebシステムを有効活用し、システム連携を実現
- InAppUpdaterプラグインでアプリストアを介さず、コンテンツの差し替えを実現
Q&A
Monacaでのアプリの開発について、株式会社ダンロップスポーツエンタープライズの 坂口 裕輔 様にお話をうかがいました。
Q1. 御社について簡単にご紹介いただけますか?
1973年に日本で初めてのゴルフトーナメント運営専門の会社として設立された会社です。 ゴルフのトーナメントを中心に企画・運営を行い、国内の男子、女子、シニアの約半数の大会を運営しています。
また、試合のスコア速報を様々なチャンネルに展開することや、試合データを活用したサービスを展開しています。そのサービスの一つとして、モバイルアプリの開発から運用を行っています。
Q2. 自社でアプリを開発することになった背景を教えて下さい。
弊社には、会社創立当初より開催されている「ダンロップフェニックストーナメント」というフラグシップ大会があります。 その大会でモバイルアプリ制作の依頼があったことがきっかけで開発が始まりました。
もともとアプリ開発の実績や技術を持っていないため、予算と期間、そして開発を担当する部署の持つ技術を活かしてアプリが作れないか、調査を進めました。 その中で、HTML/CSSのWeb標準技術でアプリ開発ができるハイブリッド開発技術とその技術を活かせるMonacaを知り、アプリ開発が本格的にスタートしました。
Q3. Monacaを利用するにあたって、よかった点、逆に苦労した点はありますか?
今回のアプリでは、動画配信の機能をはじめて開発しました。また配信動画は、アプリ内課金サービスとして提供する必要がありました。 この機能は、プラグインとして既に提供されていたため、アプリ内課金の機能を簡単に開発することができました。
一方、苦労した点は、今回のアプリとは別のアプリとなりますが、機能の開発に特定のSDK組込みが必要となり、プラグイン開発をした点です。 そのSDKはネイティブ言語のみのサポートのため、Web技術からSDKを利用するためには、プラグインが必要でした。 プラグインの開発は課題となりましたが、Monacaサポートに依頼して対応ができました。
Q4. アプリのリリース後はどんな反響がありましたか?
アプリ「アース・モンダミンカップ」は、大会主催様によりWebサイトなどで大きく取り上げていただきました。そのおかげで多くの方に利用されるようになり、アプリの評価も好評です。
Q5. 今後の展望についてお聞かせください。
今までリリースしてきたアプリでは、大会やツアーに限定された機能やコンテンツを主に提供してきました。そのため、大会やツアーのイベント期間のみ利用されるアプリとなっています。
今後は、ユーザーに継続して利用してもらえるアプリを目指し、アプリ機能とコンテンツの拡充を検討しています。 また、Monacaを活用したアプリ開発は、社内用アプリなど他の領域でも活用していきたいと思っています。
アプリ開発のご依頼・ご相談はお気軽に
こちらからお問い合わせください。